中間市・八幡西区エリアで個別指導を行っている学習塾「佐藤手習塾」です。
当塾は、中間市および北九州市八幡西区から通いやすい立地にあり、地域の子どもたちの学習を個別指導でサポートしています。
学習塾として、勉強だけでなく学ぶ姿勢づくりも大切にしています。
本日は「講師のもつ教育観」についてお話しします。
子どもには、できるだけ多くの人に出会ってほしい
佐藤手習塾では、勉強を教えることだけでなく、子どもたちができるだけ多くの人や考え方に触れることを大切にしています。
これは、「親がしっかり子どもを育てるべき」「教師がもっと優秀であるべき」という考えとは、少し違います。
親にも教師にも、それぞれできることには限界があります。
どれほど優れた人であっても、一人の人間が知っている世界には限りがあります。
だからこそ、子どもには一人の大人だけではなく、できるだけ多くの人間を見てほしいと思っています。
「普通」を知るには、多くの人を見る必要がある
子どもは、自分の周囲にいる人間を基準にして「普通」を作っていきます。
家庭で見たこと。
学校で経験したこと。
友達との関係。
それらが、その子にとっての「世の中」になっていきます。
しかし、実際の社会には、本当にいろいろな人がいます。
勉強が得意な人もいれば、苦手な人もいる。
仕事が得意な人もいれば、そうでもない人もいる。
お金をたくさん持っている人もいれば、そうでない人もいる。
人付き合いが得意な人もいれば、一人で過ごすことが好きな人もいる。
そうした人たちが、それぞれのやり方で社会の中で暮らしています。
たくさんの人を見ることで、子どもは少しずつ、
「このくらいなら普通なんだ」
「ここまでやる人はかなり頑張っているんだ」
「これは自分には必要ないかもしれない」
という、現実に近い感覚を持てるようになります。
「自分はもっと優れていなければならない」と思わなくていい
人と比べることそのものが悪いわけではありません。
むしろ、比較するための材料が少ないことのほうが問題なのだと思います。
一部の人だけを見ていると、
「自分も成績が平均以上でなければならない」
「もっと容姿が整っていなければならない」
「もっとお金を持っていなければならない」
と思ってしまうことがあります。
しかし、たくさんの人を見ると、人間はそれぞれ違うものを持って生きていることが分かります。
すべてにおいて優れている必要はありません。
大切なのは、
「他人より優れているか」ではなく、「自分の人生に本当に必要なのか」
を考えられることです。
社会と自分の「常識」を近づける
もう一つ、多くの人と出会うことには大きな意味があります。
それは、自分の常識と社会の常識を近づけることです。
「これくらい働くのが普通」
「これくらい人に気を遣う」
「この程度の失敗なら誰でもする」
「これくらいできれば十分」
こうした感覚が社会と大きくずれていると、本人は生きづらさを感じやすくなります。
だからこそ、実際にいろいろな人を見ることが大切です。
本や教科書だけではなく、人間そのものを見る。
いろいろな仕事をしている人。
いろいろな考え方を持っている人。
いろいろな人生を歩んできた人。
そうした人たちに出会うことで、「世の中はこういうものなのか」という現実的な目盛りが少しずつできていきます。
教育者がすべてを教える必要はない
私は、教育者が子どものすべてを教えなければならないとは思っていません。
自分より数学が得意な人がいれば、その人から学べばいい。
自分より社会経験が豊富な人がいれば、その人に会えばいい。
ものづくりが得意な人、料理が得意な人、スポーツが得意な人、商売が得意な人。
それぞれの人から、それぞれのものを学べばいい。
教育者の役割は、すべての答えを持つことではなく、子どもがいろいろな人や世界に出会うための扉を開くことでもあると思っています。
子どもの世界を広げる
親との関係や、学校での出来事、勉強や容姿など、一つのことで悩みすぎてしまうときがあります。
そのときに「気にするな」と言うだけでは、なかなか解決しません。
必要なのは、その問題以外の世界を知ることかもしれません。
「世の中には、こんな人もいる」
「こんな生き方もある」
「自分が気にしていたことは、人生のすべてではなかった」
そう思える経験を増やしていく。
そのために、佐藤手習塾では勉強だけに閉じない学びを大切にしています。
一人の優れた大人が子どもを育てるのではなく、たくさんの人との出会いの中で子ども自身が自分の目盛りを作っていく。
それが、社会の中で自分らしく生きていくための土台になるのではないかと考えています。
